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アラタナ+Special Talk

アラタナ+株式会社サイバーエージェント日高裕介様

決して現状に満足することはありません。むしろ執念に近いほどの強い思いがあります。

濵渦
昨今のサイバーエージェント様のエンジニア採用は、そのスピード感や取り組みに対して「採用のサイバーエージェント」のイメージを感じています。
また、常に「働きがいのある会社ランキング」の上位におられることもあり、今日は採用や成長に関してお話をさせて頂きたいと考えています。

現在、「大企業は安定」という考え方は根底から崩れており、個人が幸せに生きて行くためには、必然的に個人が成長して力をつける必要があると感じています。
そんな環境変化の激しい世の中 で、たくましく生きて行くために、ベンチャー企業に身を置くことは、手段としても理にかなっていると考えています。
ただ、ベンチャー企業も多くあり、どんなベンチャー企業が個人の成長に繋がるのか?
日高さんのご意見をお聞かせ頂けませんか?
日高様
「会社のビジョン(目的)が明確で、それが言いっぱなしになっていない会社」がよい会社と言えるのではないでしょうか。
例えばサイバーエージェントの場合「21世紀を代表する会社を創る」がミッションです。
21世紀を代表する会社になるためのひとつとして、今よりも事業規模を大きくする必要があり、成長し続ける事が正しい選択になります。
もっというと「成長」が手段というよりも、「成長そのものを目的」としている部分があります。
代表の藤田も、こと成長に対しては徹底しており、決して現状に満足することはありません。
むしろ執念に近いほどの強い思いがあります。
だからこそ、勢い任せではなく、目標を見定め、会社の目標にとって重要なことであれば、時には苦しい決断をし、行動で示していきます。
例えば役員が2年で2人入れ替わるCA8という制度であったり、事業面いうと、ameba集中のために、もう一つの主力事業である広告代理店事業の縮小を社内で断行したり(現在は代理店事業の再強化しています)と。

どの会社にも目標はあります。
ただ、それがお題目になっていないか?を知る必要があります。
ベンチャー企業を選ぶことは、大企業に入社するのとは違って「ブランドに目がくらむ」ということは無い反面、ベンチャーならではの「よく分からない勢い(笑)」に飲まれないように、会社の目標を自分が共感できて且つ、中で働いている人たちも目標を理解してそれに向かって働いている。
経営者が目標に対するうち手を取っているか?も見る必要があると思います。
話しているだけでお腹いっぱいなりますが(笑) サイバーエージェントもそういう良い会社を目指しています。

株式会社サイバーエージェント日高裕介様

協力しあえるチームをつくるには、「素直でいいヤツ」が条件

濵渦
なるほど、サイバーエージェント様では「成長」が最重要キーワードになりますね!
成長を促進するためにも、新卒メンバーを社長に抜擢するなどのユニークな人事もされていますよね。
不安は無かったですか?
日高様
サイバーエージェントをつくったとき私は23歳でした。
今思い出しても、とても危なっかしい経営者ですが(笑)たくさんの失敗をすることで早く成長できたと思っています。なので年齢は関係ないと思っています。
ソーシャルアプリ事業を行う、アプリボットという子会社の社長は26歳で200名強の社長です。
ソーシャルアプリ業界がまだ3、4年だとして、2年も経験しているので、その業界では既に十分な経験者です。
新しい分野が次々と生まれるインターネットビジネスでは、ちょっと経験があって出来上がっている中堅より、若くてやる気がある方が伸びしろが大きく1、2年後の成果は出やすいと考えています。
濵渦
採用の基準などは、どの様になっているんですか?
日高様
採用基準は「素直でいいヤツ」と考えています。
いいヤツなんていうと偉そうに聞こえますが(笑)「個人的にスキルが高い」だけではだめだと考えています。
個人のスキルのみに頼る組織は足し算でしか成長はできません。
私たちは足し算ではなく、掛け算で成長したいので、ひとりでできない大きなことをチームでやる。という意識が必要になります。
協力しあえるチームをつくるには、「素直でいいヤツ」が条件になります。

また、インターネットビジネスはスピードと変化が常なので、素直に方向転換できないと致命的になります。
「素直でいいやつ」がいることで、組織のパフォーマンスに注力し、スピードの早いネットビジネスで勝負することができます。
濵渦
サーバーエージェントさんのDNAには「飽くなき成長」が刻み込まれている印象がありますね。
成長はなぜ重要なのでしょうか?
また、成長は個人に何をもたらすのでしょうか?

濵渦伸次

成長することで、次に自分ができることが見え、やれる仕事も大きくなる

日高様
「成長」はインターネットビジネスの価値そのものです。
ユーザーだけではなく社会自体が、インターネットには「今ここには無い何かを生み出す力と、成長すること」を期待しています。
そのため、私たちは、「サービスにより磨きをかけて多くの人に使ってもらう」ことを目指しています。
そして市場からも期待されている、インパクトのあるビジネスを輩出していきたいです。

個人に対しては、極論「成長すると幸せになれる」と考えています。
幸せというとちょっと怖いですね(笑)
私たちはインターネット広告の黎明期に広告代理業でビジネスをはじめました。

初期はインターネット広告の知識もなく、というかそんな分野もない。
お客様先に飛び込んで予算を頂いてそこから初めて考えるなんて無茶な事をしてましたね。
ただ、成長段階のインターネット広告業界では、私たちの実は知識が乏しい人間だったとしても、お客さんからすれば私たちはプロです。
結果を出すためにはどんな手をつかってもまずプロになる必要があります、だから、自ら学んで、スキルや知識を理解して、オリジナルな理論を作り出して成長して、食らいつくようにお客さんに応えていきました。

これまでやってきた他のインターネットビジネスでも同じです。
少しずつ成長することで、次に自分ができることが見え、やれる仕事も大きくなります。
私はここまで来て初めて仕事の楽しみが分かり、やりがいになり、仕事が人生を充実させるものになりました。
なので、成長なしには仕事での幸せは感じられないと思っています。
日高裕介様プロフィール
  • 株式会社サイバーエージェント取締役副社長 ソーシャルゲーム事業管轄
  • 1974年生まれ 慶応義塾大学卒
  • 1997年 株式会社インテリジェンス入社
  • 1998年 株式会社サイバーエージェント設立 常務取締役に就任
  • 2002年 同社専務取締役就任
  • 2010年 同社取締役副社長就任